COLLO-ALTO サービングフォーク

2012年に発表されたリゾット用サービングスプーンを原点に、インガ・センペは、カトラリーシリーズ「Collo-alto（コッロ・アルト）」を生み出しました。 本シリーズのデザインは、イタリアで長年親しまれているレシピ本『Cucchiaio d’Argento（銀のスプーン）』の50周年を記念し、雑誌『Domus』が開催したスプーンのデザインコンペのために考案されました。 「Collo-alto」とはイタリア語で「長い首」を意味します。その名の通り、柄と先端をつなぐ部分を細く長く仕上げた構造が特徴で、繊細な曲線と直線のコントラストが美しく際立っています。 全体のフォルムは、凹凸や直線と曲線といった相反する要素を巧みに共存させつつ、軽やかな印象に仕上げられており、シリーズ全体に共通するデザインコードとして丁寧に踏襲されています。ボリュームや厚みも細やかに調整され、洗練された使用感と美しさを兼ね備えたコレクションとなっています。